がま口財布で堪え忍ぶ

34歳で仕事を辞めた男「ちん」が綴る、さまよえる魂の備忘録です。

【自己紹介③】今後について

こんばんは。ちんです。

 

前回、仕事を辞めた経緯をグダグダと書きましたが、今回はその理由を強引にまとめてみました。

「今の仕事を経験したことで、やりたい(というか、これならもっとできるかも!)と思う事の方向性がようやく見えたけど、現在の職場ではそれが許されない環境で、自分のような権力のない立場だと、多種多様な人々(「えっ!?」と思うような電話やメールをよこしてくる人たちが沢山いたんです)を捌き切れず、心身ともにすり減ってパンクしてしまった」

 

ネガティブな事は書きたくありませんが、事実としてはこんな感じだと思います。

「捌き切れず~」などと書きましたが、理不尽な指示や常識はずれな問い合わせ、ズボズボと甘えて足を引っ張ってくる人たちを捌くことは重要ですよね。ここ最近、そういう「捌くこと」自体が「仕事」になっていました。私も、この歳になってようやく「自分の考えをはっきりと申し上げる事」で捌けるようになってきましたが...。

その分、どうしても敵・味方のような人間関係が構築されてしまいますが、組織の中で一個人として働く以上、それは仕方のない事だと思っています。

 

で!肝心の「これなら自分でもできるかも?」と思ったのは、ずばり「コンピュータ関連の仕事」です。

今の時代、一概に「コンピュータ」といっても多種多様な業種に分かれているので十把一絡げにはできませんが、広く浅く(ほんとに広く浅かったな...)経験した中で、辛さを超えて面白さを感じられたのが「業務システム(ソフトウェア)の開発・保守」。具体的に言うと、今、巷で流行っている「プログラミング」という仕事でした。

もちろん、本業で、特に顧客相手にお仕事をされている方々はその厳しさを十二分にご存知でしょうから、34歳の男として、発言はわきまえているつもりです。

常日頃「(少なくとも仕事に関しては)できる事は何でも自分でやる!」姿勢を貫いているつもりですが、次の職場では、もう少し専門分野に的を絞った上で働かせてもらえる所(なかなか無いですよね~)を探そうと思っています。

言うまでもなく、転職活動はまず相手ありきですし、実家暮らしで地理的な条件もあるので、まずはセオリーどおりに職安やその他の求人サイトを通じてアタックをかけながら折り合いを付けていきたいと思います。無論、内定ゼロの可能性だって十分にあります。まあ、ダメならダメでそれなりに生きていきますよ。

 

さて、面白くない話が続きましたが、あらためて「コンピュータ」とは何ぞや?という自分の中の概念を確かなものにするため、図書館で本を借りて読んでみました。めちゃくちゃ分かりやすかったので、備忘録として残しておきます。ちなみにアフィリエイトとかじゃない(というか、どう仕組んでいいのか分からない!)ですが、怪しいと思う方はクリックしない方が無難です。

コンピュータ、どうやってつくったんですか?:はじめて学ぶ、コンピュータの歴史としくみ

コンピュータ、どうやってつくったんですか?:はじめて学ぶ、コンピュータの歴史としくみ

 

 

著者の方は言語学者で、大学で情報科学の講義をされていたご経験があり、その際に、試行錯誤の上で完成させた講義内容をブラッシュアップしたものが本書だそうです。

物語は、コンピュータの作り方を学びに人間の世界へとやって来た妖精と、人間の青年の対話形式で構成されています。コンピュータを理解する上で必要となる「数字で情報を表すとはどういう事か」「二進法による電子回路での計算やデジタルとアナログの違い」「命令を実行させるためのプログラムと必要なハードウェアについて」など、要点を3つに絞った上で、その歴史や仕組みについて、絵本のように分かりやすく具体例を交えながら進行していきます。

また、CPUとメモリ間の命令やデータのやりとり、コンピュータの世界ではとても有名な「チューリングマシン」の動きについて、実際に紙を切り貼りしたり、鉛筆で書いたり消したりしながらその動きをシミュレーションするゲームも付録でついていて、34歳の男も夢中になって遊びました。

なお、この本をきっかけに、さらにステップアップするための良著(著者の方が執筆にあたって参考として読まれた本など)が沢山紹介されているので、そちらについても手を伸ばしていきたいと思いました。

 

長くなりましたが、ゴールデンウィークが明けるまではこんな感じの投稿が続くのかなと思っています。何とぞご容赦くださいませ。